うまずたゆまず

コツコツと

年中行事

年越しそば

「年越しそば」は、 「晦日蕎麦」(みそかそば)とも言い、 切れやすい蕎麦に 悪縁や苦労が切れるよう願ったり、 細く長い麺に長寿を願って食べます。 関西では「つもごり蕎麦」、 東北の一部では「運そば」「運気そば」など とも呼びます。 古く、尖った所…

年の湯

「年の湯」は大晦日の夜にお風呂に入ることです。 お風呂に浸かりながら、 この一年のことを振り返ってみたり、 この一年の垢や厄を洗い流してきれいサッパリすることで、 新年を気持ちよく迎えるという意味があります。 大晦日にキレイに厄を洗い流した体に…

御用納め(仕事納め)

12月28日は「御用納め」になります。 それに倣い、多くの企業や商店も「仕事納め」 となります。 「御用納め(仕事納め)」の風景は様々ですが、 終業後に軽くお酒を酌み交わす慣わしがある 会社も多いようです。 また、「社員総出で大掃除」というところも …

果ての二十日

12月は「果ての月」と言われ、 特に12月20日は 「果ての二十日」(はてのはつか)と言って、 身を慎んで災いを避ける「忌み日」として 正月準備や祝事を控えたり、 山に入ることを避けて、 静かに過ごす日であると伝えられています。 これには、諸説あ…

年の瀬の風物詩「羽子板市」

毎年、12月の17日、18日、19日の3日間、 浅草寺の境内では「羽子板市」が 開かれています。 浅草の年の瀬を華やかに彩る冬の風物詩です。 「羽子板市」とは 「羽子板市」の歴史 変わり羽子板 「羽子板市」とは 浅草の年末を華やかに盛り上げる恒例行事、 「羽…

正月事始め

12月13日は新年を連れてくる 神様・年神様を家へお迎えする準備を始める 「正月事始め」の日です。 一年の間に溜まった煤を払う 「煤払い」(すすはらい)や、 昔は年神様がやって来る目印となる 「門松」のための松を準備する 「松迎え」(まつむかえ)…

「煤払い」と掃除の歴史

正月に年神様を迎えるために、 1年の汚れ(穢れ)を払い清めることが 「煤払い」(すすばらい)です。 「煤払い」 煤梵天(すすぼんでん) 「煤払い」の歴史 掃除の歴史 大掃除の日 「煤払い」 「煤払い」とは、一年の汚れを祓って、 年神様を迎える正常な…

松迎え

12月13日は「正月事始め」と言って、 歳神様を迎える準備を始める日です。 具体的には、「煤払い」を行ったり、 「松迎え」を行ったりするのですが、 近年は「松迎え」を行う人は ほとんどいないようです。 しかし神聖でとても意義のある行事ですので、 どう…

巳正月(みしょうがつ)

その年、亡くなった人のある家で、 12月の第一巳の日、または第二巳の日に 近親者が集まり、お参りを行う行事です。 「巳正月」とは 「巳正月」に行われること 「巳正月」の起源 「南北朝の戦い」で敗走中に亡くなった「新亡慰霊儀式」説 2.新田義貞の弟葬…

事納め(ことおさめ)

「事納め」(ことおさめ) とは、 昔の農家では12月に入ると作業を締め括り、 道具を片付けて、お正月の準備を始める日の ことを言います。 一般的には、12月8日が「事納め」で 翌年の2月8日が「事始め」ですが、 逆に12月8日が「事始め」で 翌年の2月8日…

新嘗祭(にいなめさい)

「新嘗祭」(にいなめさい)とは 宮中で行われる「新嘗祭」 日本各地で行われている「新嘗祭」 十日夜 亥の子 アエノコト 「新嘗祭」(にいなめさい)とは 「新嘗祭」(にいなめさい)とは、 その年の収穫に感謝して新穀を神様にお供えし、 来年の豊穣を願う…

十日夜(とおかんや・とおかや)

旧暦10月10日は 「十日夜」(とおかんや、とおかや)です。 「十日夜」は、東日本を中心に行われる 秋の収穫祭です。 令和5(2023)年の旧暦10月10日は 11月22日[水]ですが、 旧暦10月10日をそのまま1ヶ月ズラした 新暦の「11月10日」に実施する地域が多く、 …

宮中で行われる収穫祭

神嘗祭(かんなめさい) www.youtube.com 「神嘗祭」(かんなめさい)は、 10月17日に宮中と伊勢神宮で行われます。 今年穫れた作物、新穀を 神様にお納めする意味を持ちます。 稲の初穂(田で初めて穫れた稲穂)を 船に載せて伊勢神宮に奉納する、 「初穂曳…

日本各地で行われる収穫祭

三九日(みくにち) 刈上の節供(かりあげのせっく) 十六団子の日 十日夜(とおかんや) ずいき祭、芋煮会(いもにかい) 亥の子祭(いのこまつり) 霜月祭(しもつきまつり) くんち 三九日(みくにち) 旧暦の9月の9の付く日(9・19・29)は 「三九日」…

収穫祭

日本では、稲作工程の折り目毎に 農耕儀礼が行われています。 増殖と回生の「冬祭り」、 年頭の「予祝祭」、 農作業開始期の「春祭り」、 防災除疫の「夏祭り」が行われて、 遂に秋の「収穫祭」に至ります。 収穫祭(しゅうかくさい) 穂掛祭(ほかけまつり…

亥の子の祝い(いのこのいわい)

亥の月(旧暦10月、現在の11月頃)の 最初の亥の日、亥の時間に行われる 収穫祭「亥の子の祝い」(いのこのいわい)という 行事があります。 農作物の収穫祝いを始め、 子供をたくさん産むイノシシにあやかって、 「亥の子餅」やイノシシのお菓子などを食べ…

十三夜(じゅうさんや)

「お月見」と言うと、 旧暦八月十五日の「十五夜」が有名ですが、 日本では古来もうひとつ、 旧暦九月十三日の「十三夜」もまた 美しい月であると重んじられていました。 令和5年の「十三夜」は10月27日(金)です。 日本独自の風習 「十五夜」「十三夜」「…

神嘗祭(かんなめさい)

伊勢神宮では、毎年10月15日から25日まで、 収穫に感謝し、新穀を神様に捧げる 「神嘗祭」(かんなめさい)が 伊勢神宮の両正宮(しょうぐう)、 別宮、摂社、末社、所管社に至る 全ての御社125社において行われます。 「神嘗祭」とは 概要 「神嘗祭」の日 …

衣替え(冬)

「衣替え」(ころもがえ)とは、 季節の推移に応じて衣服を替えることです。 現在は、学校や企業などの制服を 6月1日から「夏服」、 10月1日から「冬服」に改めるのが 一般的とされています。 衣替えの由来 秋の衣替えは「18℃」が目安!秋の衣替え前線予報 …

地蔵盆

「地蔵盆」は、京都など近畿地方を中心に 8月23日、24日に行われる 町内の地蔵さんにお供物をしてお祀りする 子供達が主役の地域の行事です。 地蔵盆とは? 「地蔵盆」の起源 「地蔵盆」に行われること 町内の「辻地蔵(地蔵さん)」をきれいにする 飾り付け…

小野篁と地蔵信仰

小野篁(おののたかむら)は 平安時代前期の政治家・学者・歌人です。 遣隋使・小野妹子の子孫で、 小野好古、道風(「三蹟」の一人)は、 篁(たかむら)の孫に当たります。 「三蹟」(さんせき) 書道の能書家として 平安時代中期(10世紀頃)に活躍した …

送り火

盆明けの16日の夕方に火を焚いて 祖先の霊を送り出す・・・、 これが「送り火」です。 「送り火」とは 送り火の準備とやり方 夏の風物詩の「大文字焼」 京都五山送り火 奈良大文字送り火 箱根 強羅大文字焼 「精霊流し」と「灯籠流し」 灯籠流し(とうろうな…

お盆

「お盆」は、 旧暦7月15日を中心に行われてきた、 祖先の霊(祖霊)をお迎えして、 もてなし、お送りする行事です。 『日本書紀』によると、 古くは推古天皇14年(606年)に 「四月の八日、七月の十五日に 設斎(おがみ)す」とあり、 その頃にはお盆の…

お盆の由来

「お盆」は、正式には、 「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言います。 サンスクリット語の「ウランバーナ」に 漢字を当てたものです。 「ウランバーナ」は 「倒懸」(とうけん)を意味します。 「倒懸」は”逆さまに吊るす”という意味で、 逆さ吊りになって苦しい…

草市(くさいち)

「草市」(くさいち)とは、 かつて7月12日の夜から翌朝にかけて 開かれていた、盂蘭盆(うらぼん) の仏前に供える 「盆花」や「焙烙」(ほうろく)「苧殻」(おがら)「鬼灯」(ほおずき)といったお盆の飾り物などを売る市のことです。 www.linderabell.com …

朝顔市(あさがおいち)

「江戸」という時代は、 園芸が盛んに流行った時代でした。 特に「朝顔」は品種改良が進み、 珍しい形の朝顔も出回ったことから、 園芸好きの間で好まれる花となりました。 次第に、江戸を始め、京都や大阪などの 商業地域で「朝顔」の品評会が 開催されるよ…

山開き

初夏になると、各地で「山開き」が行われます。 「山開き」の起源 「山開き」の時期 期間外の登山は要注意 「山開き」の起源 日本では古来「山岳信仰」といって、 山岳を神聖視し、神霊の宿る地として 崇めてきました。 山岳は入峰修行(にゅうぶしゅぎょう)…

氷室の節句(ひむろのせっく)

旧暦の6月1日は、 「氷室の節句」「氷の節句」「氷の朔日」と 言われています。 「氷室」とは 「氷室」の歴史 氷室の起源「都祁氷室」(つげのひむろ) 平安時代 江戸時代 明治以降 氷室の節句 氷室開き 水無月 歯固め 「氷室」とは 冷蔵庫も製氷技術もなかっ…

釜蓋朔日(かまぶたついたち)

七月朔日(ついたち)は、 「地獄の釜の蓋が開いて精霊が出てくる日」ということで、「釜蓋朔日」(かまぶたついたち) 「釜蓋あき」「釜の口あけ」などと言い、 地獄に閉じこめられている精霊が 蓋の開いた釜の口から飛び出します。 地獄からの道のりは遠く…

夏越の祓(なごしのはらえ)

「夏越の祓」(なごしのはらえ)とは、 1年の半分に当たる6月30日に、 半年の間に身に溜まった穢れを落とし、 残り半年の息災を祈願する神事です。 神社では 大きな「茅の輪」(ちのわ)を据えて、 参拝者はここを潜って厄除けを行います。 夏越の祓とは? …